呼吸は大事!!
皆さん、踊っている時に呼吸はちゃんとできていますか?
息を止めて踊っている方多いですよね。
今日のレッスンでは呼吸をすることをやってみました。
バレエの呼吸の仕方は胸式呼吸です。お分かりでしょうけれど腹式呼吸をしてしまうとボディーがグズグズになってしまうので、腹筋を使った上で胸郭を外に向けて開くような呼吸をします(間違っても胸郭を持ち上げたような呼吸をしないように)
バレリーナがグランパ・ド・ドゥを踊ったりすると、かなりハードなので呼吸が荒くなりますが、プリマがハアハアしていたら格好悪いですよね。なるべく目立たないように胸で呼吸をしているのです。
さて、今日のレッスンで行った呼吸の練習は、「ルルベアップバランスの時に息を吸ってみよう!!」と言うことでした。鼻から息を吸い肺に空気が入ると自然に肋骨が少し開いて体が筒状になり安定感が出ます。肺の空気袋に空気が入って浮き輪の役目を果たすのです。
プリエで体が沈む時に息を吸うと引き上げが保たれたり、ピルエットを回る時も立ち上がる瞬間に息を吸うと体を高いところに維持できたりするのですが、呼吸の指示をするとそちらに神経がとられて呼吸することで精いっぱいになってしまうので、初心者さんには自然呼吸を続けることを練習してもらっています。
のびのび踊るためには、どうしたらよいか?
答えは「体の中に空気を通すこと」です。
手や足は筒状のものと考え、「吸った空気が手の先や足の先まで届くように、鼻から吸った空気が頭のてっぺんから抜けていくように」などと伝えます。
息が詰まると行き詰まりますよ~。
「呼吸が止まったら人間じゃなくなります!」とよく言うのですが、呼吸が止まった途端に踊りがロボットのようになります。見た目もさることながら、筋肉に血液や酸素が行きわたらなくなるので当然動きがギスギスし、ケガをしやすくなります。
と言われても、どのタイミングで息を吸ったらいいの?いつ吐いたらいいの?と言うことですが、あれこれ言うと難しいので「体が上方に向かう時に息を吸う」と言うことから始めましょう。
ルルベアップバランスで立ち上がる時に、息を吸いながらルルベしてみて体が浮く感覚が分かれば、踊りのどのタイミングで息を吸ったら踊りやすいかがわかるかもしれません。
くれぐれも胸郭を持ち上げるような呼吸をしないように気を付けてくださいね。
呼吸は大事!!
皆さんも試してみてくださいね。
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