コンセプト

レッスンプログラムへのこだわり


私は31歳の時に酷い腰痛により踊ることを諦めました。骨格に恵まれていなかったこともあると思いますが、無理やりアンドゥオールしたり、無茶なストレッチをしたり、無理に無理が重なって体が悲鳴を上げていました。

ある日、舞台の練習中に筋肉をうまくコントロールできなくなり、ポワントでアチチュードしていた時に軸足を滑らせて転倒。目に見えるケガは肘の骨折だけだったので手術で簡単に治りましたが、首や腰へのダメージも大きく、その後体調を崩し踊ることを諦めると言う無念な結果になりました。

当時は自分が受けているレッスン以外のメソッドが存在することも知らず、バレエ=180度のアンドゥオール、強硬なストレッチをすれば柔軟性も得られると思っていましたし、踊るための筋力を養うなんて言うことも頭にありませんでした。

ケガをした後はメソッドを変更し、解剖学を学び、整体師・柔道整復師・鍼灸師・理学療法士・トレーナーの先生方と交流させて頂き、ご指導を受け、大人のためのレッスンプログラムを考案。

個々の骨格を見て、無理なく上手に体を使えるよう指導しています。

エスポワールバレエ・エトワールクラスでは、関節の可動域を広げるためのストレッチ、バレエのための筋力づくり、正しい体の使い方を学ぶバーレッスン、センターレッスン、ポワントワークと言った形でレッスンを進めます。少人数制ですので体を触りながら使い方を伝え、体の構造や機能などを説明し、体で答えを出していくことを目的としています。

骨格的にバレエに向いていないのではないか?とか、レッスンをすると体のどこかに痛みを感じるとか、ケガをしてしまったけどバレエを続けたい、など悩みながらレッスンをしている方も少なくありませんが、悩みを抱えながらではせっかくのレッスンも楽しめませんね。自分が持っている骨格を理解し、うまく使うことが出来たらもっともっと踊ることが楽しくなるかもしれません。

また、ケガをしてしまった方も体の使い方を見直さないとケガの再発を防ぐことはできません。

長く踊り続けるためにも、踊るための体づくりは大切です。

私がバレエを学んでいた頃に「こんなことを教えてほしかった」と感じていたことを形にして、生徒の皆さんにお伝えして行けたらと思っています。

ケガなく、楽しく、美しく、そして長く長くバレエを続けましょう!

クラスの詳細は、クラス紹介のページをご覧ください。

                                 

                           エスポワールバレエクラス 相澤恭子