コンディショニング講習会

昨日、エスポワールバレエ・エトワールクラスでコンディショニング講習会を開催しました。

テーマ「体の感覚を目覚めさせる為のエクササイズ」

参加者は、エスポワールクラスの生徒9名と、カルチャーセンターの生徒2名、松崎先生の患者さん2名でした。

トレーナーの松崎先生は、体幹チェック、お腹を使って手足を動かすようなトレーニング、目を閉じて体重移動をすることや、目を閉じて動作をした時にやっていることと自分の感覚が一致しているかと言うような深部感覚のチェックなど大変面白い、内容の濃いプログラムでした。

松崎先生からは「舞台では、ライトが眩しくて正面がどこかわからなくなったり、平衡感覚が鈍くなったりすることがあるので、視覚だけに頼らず自分の感覚で動けるように」と言う説明があり、目をつぶることにより自分の体の内側に意識を置いて動作を行うという貴重な体験をさせて頂きました。

そして、続いて私が「引き上げの感覚と足裏の感覚を目覚めさせるエクササイズ」をバレエ的にお伝えしました。

立っているだけで重力に逆らっていることになりますが、バレエはさらに重力に逆らって動かないと、素早い動きに対応できなかったり、ポワントで立ったりすることが難しくなります。

「引き上げて~」と言うことはどういうことなのかを目線を変えてアプローチしてみました。

イスを使って

①坐骨に体重を乗せて座る

②股関節に体重を乗せないように座る

②で松崎先生が教えてくださった体幹のコアの筋肉の使い方を実感していただき、引き続きバーで確認。

股関節に体重を乗せない、プリエ、タンジュ、アラベスク。引き上げると軸脚が強くなり動作脚のターンアウトがしやすくなるという体験をしていただきました。

足裏の感覚については、趾(足指)を伸ばして立つイメージや、ルルベの時の足の動きを手を使ってイメージしたり、目をつぶって行ってみました。実際にルルベアップの時の足の使い方の順番+足首・膝・股関節の連動で行うのエシャッペやジャンプなどをやってみました。

足裏の情報を脳にしっかり伝えるためにも、感覚受容器がしっかり作動するよう趾(足指)をしっかり伸ばして立つことの大事さや関節の連動によって足を強くしたり、しなやかに体重を受けたりできるよう引き上げと関節の連動のさせ方をお伝えしたら、膝にも負担のないプリエやルルベが出来るようになりました。

ケガを防ぐためにもテクニック向上のためにも、舞台で踊るためにも、内なる感覚を目覚めさせることは大事です。

鏡を見ないで体を修正するはその第一歩。

バレエが上手な人は、深部感覚が良い人なのではないでしょうか?

そんなことを考えて、松崎と相澤でプログラムを組んでみました。

受講者の皆さんのお役にたてたら幸いです。



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