舞台に立つ人が知っておくべきこと

大人リーナさんが増えて発表会に出て作品を踊る機会も多くなっています。

レッスンで学んだことがどう踊りにつながるのか、何のために日頃のレッスンをしているのかを知るためにも舞台を経験することはプラスになると思います。

さて、日ごろのレッスンで沢山のパ(ステップ)を学びます。アダージオ・アレグロ・グランワルツ、ターン、ジャンプなどなど。

動きとしてとらえて動けるようになったら、考えてほしいことがあります。

方向や空間の使い方。

8つの方向を知っていますか?

1、正面、2、右斜め前、3、真横、4、右斜め後ろ、5、真後ろ、6、左斜め後ろ、

7真横、8、左斜め前

この方向を考えながらセンターレッスンをしてほしいのです。

クロワゼドゥヴァン、アンファスドゥヴァン・エファッセドゥヴァン、クロワゼデリエール、アンファスデリエール、エファッセデリエール、エカルテなど

おへその方向が曖昧になったり、足の出る方向がいい加減になっていませんか?

バレエは法則があるのですから決まり通りきちんとレッスンしていれば舞台に立った時にきれいにポーズも決まるし、見ていて美しい、写真に写ってもきれいな角度で写るのです。

コールドバレエはいい例ですね。

体の角度や進む方向、手や足を出す位置が頭に入っていればそろえる必要はないんです。

コールドバレエを学ぶとすごく勉強になります。踊りながら隣の人との間隔を取って、縦に並ぶ、横に並ぶ、斜めに並ぶ、円を作るなどの感覚が身に付きます。

本来はコールドバレエを学んでその先にヴァリエーションがあるのですが、条件がそろわなくてコールドを学ぶ機会なくヴァリエーションに挑戦する方もおられると思います。

しかし、ヴァリエーションを踊る人は当然このようなことが分かっていなければいけません。

見よう見まねで振りだけ覚えて踊るとどうも形にならない、無駄な動きが多い、美しい体のラインが出ないと言ったことになってしまうのです。

大体この辺・・・はだめですよ!

レッスンを積み重ねた先にあるのが舞台です。

大人バレエの皆さんも舞台に立つためには日ごろのレッスンできちんと体の方向、手や足を出す位置などを身につけましょう!




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