あなたの足の形はどれ?
足をじっくり見たことはありますか?
自分の足しか見たことないから人がどんな足をしているか考えたこともないと言う人もいるでしょう。
バレエをしていて「なんかバランス悪いな」とか「立ちにくいな」とか感じたことがあったら、一度足を観察してみましょう。
手作り感満載の図ですが、下の図のように大まかに3つのタイプがあります。
左から、日本人に一番多いエジプト型(母趾が一番長い)
真ん中はギリシャ型(2趾が母趾より長い)
一番右はスクエア型(1~3趾の長さがほぼ揃っている)
さて、バレエをするにあたってなにか影響があるのでしょうか?
まず、ルルベ(ライズアップ)について考えてみましょう。
一番バランスとりやすそうな足は?
そう、スクエア型です。母趾から3趾までが揃っているので安定感があります。
しかも外反母趾になりにくい足なんだそうです。
ではエジプト型はどうですか?
母趾(親指)が一番長くて小趾(小指)にかけてカープを描いているので、安定しづらいんです。ルルベが外に流れないように2趾の付け根に立つイメージをもつことや、内ももを強くしてバランスが外に逃げないように気をつける必要があります。
ギリシャ型は2趾が長いので、ハンマートウになりやすい足です。人指し指が曲がりっぱなしになるので、シューズ選びが難しいです。
ギリシャ型の場合も外側にバランスが逃げないように注意をしましょう。
足の指の長さの他に、稀に中足骨が長くルルベすると床にあたって安定しない、痛みが出るといった場合がありますが、この場合は足にかなりの負担がかかるので無理は禁物です。
足の形による立ちにくさはトウシューズよりもバレエシューズの時の方が影響を受けやすいはずです。
バランスが外に逃げやすいから内側に寄せるという動作をターンアウトの意識を持たずに行うと、足首が内側に倒れ込み傷めてしまう恐れるがあるので、股関節からしっかりターンアウトするように気をつけましょう。
自分の足の特徴を知って、どこを意識して立ったら良いかを考えることは怪我の予防に繋がります。
まずは足をよく観察してみることをお勧めします。
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