えっ、足首の魔法？

子供のクラスの話。

体が硬い子供を見て、「う～ん、足首がどうも変だなあ～」と気づく。

プリエが浅い、長座前屈が硬い、足首の背屈（フレックス）がいまいち。

試しに足首を解してみようと考え、足首回し、あしゆびを一本づつ動かす、底屈（甲出し）、背屈（フレックス）、長座で足首を背屈（フレックス）させ手で足を持つなどなど、大人クラスでいつもやっている脚のケアをしてみた。そしてその後長座前屈をさせたら、なんとみ～んな頭どころか胸までもが足につくと言う驚きの結果が・・・

（固い子ほど効果絶大）

子供は足首なんてやわらかいものだと思っていたけれど、今はしゃがめない子もいるもんね。

アキレス腱が固かったり、ふくらはぎがパンパンに張っている子供、土踏まずが地面について足首が内側に倒れていたり、外反母趾予備軍も少なくない。実は深刻～

ハムストリングスが硬い、腰が硬くて長座すると腰が落ちる、その辺が長座前屈の固さの原因なのかと思いきや下肢の問題も大だということに気付いた私。

足のケアで効果が出たのは幼児と小学生なのでした。

中学生以上～大人にはそこまでの効果は感じられないので、子供限定の魔法の体操と言うことで、子供達には大好評。「やっぱり先生は魔女だ！！」と長座前屈したまま嬉しそうに下から私の顔を覗き込む子供たち、ふふふっ大成功！

子供の足は軟骨部分が多いから考えながらやらせないとだめなのだけど、しばらくはアップの意味で足のケアをしてみよう。（傷める可能性大なのでやらせる場合はほどほどに）

写真は１０歳でポワントデビューの子供達。ケガなくこの美脚を維持しておくれ！

プリエが浅いと嘆く大人の方も股関節が硬いとばかりは言えません。膝を傷めてしまう前に足首の固さを疑ってみる必要があるかも？

体は１つ。できない動きがあった時、どこにその動きを妨げている原因があるかを特定できる人になりたい！！それは想像を超えた意外な場所だったりして・・・

異端児バレエ教師の勉強はいつまでたっても終わりませ～ん。