講習会報告
昨日7/24(日)エスポワールクラスで講習会を行いました。
「感じたままに動く身体」を作るためのエクササイズと言うことで、トレーナーの松崎先生には、脳から体への伝達をよくするエクササイズや、体を動かす感覚を目覚めさせるようなトレーニングをしていただきました。
リズムを感じて動くこと、俊敏に体を動かすこと、周りの人の動きを敏感に感じとって動くような感覚はなかなか日常生活では養うことができないので大人の方は苦手です。
しかしながらバレエではこれらのことが要求されるため、今回生徒達には良い刺激だったのではないかと思います。
ジャンケンして勝った人は右にピルエットで回る、負けた人は左にピルエットで回るという瞬時に判断して動く練習。参加していた子供はさすがに反応が良く楽しそうにやっていました。
床に貼ってある黒い点を踏みながら進む練習や、黒い点を避けて移動する練習。スピードをつけて行うと頭で考えている暇がないので、反射神経の訓練になります。
このほかにもリズムを感じて動く訓練や整列して隣の人の動きに反応しながら自分も動くと言った訓練もあり、コールドバレエに必要な感覚を学ぶことができました。
後半はバレエではないダンスの振り付けで音楽に乗ってのびのびと動くことと、振り付けを早く覚える練習です。
体を大きくひねったり・・・
足を大きく振ってみたり・・・
体を大きく自由に動かすことや、胸や肩でビートをとる(体でリズムを感じる)と言ったように、バレエとは違った動き方をしてみました。
バレエでは軸を保つため動きにある程度の制約があるため、パーツで動かすようなことが苦手です。でも本来はもっと自由に体を動かすことができるはず・・・
バレエは体を固めがちですね。最初から動かさない=動かない体ではなく、動きの良いしなやかな体を持ちつつ軸を保つために引き上げる=ある程度の動きの制約をするというのが理想です。
自分の体はどのくらい動かせるのだろう?バレエではやったことのない動きをしてみて反応の悪い場所を知る、自分の体なのに自由に動かせない場所があることを知ることが必要なのではないかと思います。
自分の体を思ったように動かせる人が上手に踊れる人なんだと思うのです。
足の指一本であっても自分の体のパーツなので動かせるようであってほしい・・・反応の良い体づくりは必要ですね。
動きのリズムを持つこと、動きのタイミングをつかむこと、音楽を聴くこと(群舞は音楽を聴いていれば揃います)、見た動きをすぐに自分の体で再現できる能力、周りの空気を感じて踊ること(列や方向を揃えること)=空間認識など、バレエの踊るためのテクニックのほかに養わなければならない要素がいっぱいあるのがバレエです。
バレエのレッスンだけで補えない部分をトレーナーの松崎先生のご協力により違う方法でトレーニングしてみました。
生徒たちにとって、自分の弱点克服の一歩になってくれたら・・・と願っています。
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