足の裏をしなやかに

最近、足のネタが多いです・・・バレエのパとケガのことを考えると外せないポイントなんですが、足と言っても趾(足指)や足首の柔軟性だけではなく、足の裏の指を曲げる時に活躍する細かい筋肉や更に上のふくらはぎから足につながる足首を安定させるための筋肉も強くなければいけません。

足がしなやかに使えないと困ることがあります。それはジャンプの着地・・・

以前上体の引き上げで着地の減速をするということはお伝えしましたが、もう一つ大事なのが足首の使い方です。(上体を引き上げておいて足首を緩める)

上手に踊る人ほどジャンプの着地が静かでしなやかです。理由はつま先→足裏→踵とついてここでも減速しているのです。しっかりポワント→ハーフ→アテールと時間をかけて着地するので減速+足への負担軽減になっているのです。膝への負担もだいぶ減ります。

シャンジュマンのような連続跳びもしっかり床を蹴り空中でつま先を伸ばしていないと足裏をしなやかに使って着地することは難しくなります。

ポワントのエシャッぺで5番に寄せる時も、パディシャの着地も、アッサンブレやジュッテで5番に入れる時も厳密にいえばきちんとハーフを通ってアテールにするべきだと思います。

「床から1ミリでもつま先が空中に浮いたら伸ばす」と言うのが師匠の口癖でした。

「つま先が伸びていませんよ」と注意されてしまう人は、タンデュでしっかり床をこすって伸ばす練習をしましょう!!これこそが足裏の柔軟性向上や筋トレになるのですから・・・。

足首の柔軟性も大事です。ふくらはぎや土踏まずが硬いと足裏や指が攣ったり、ひどい場合には捻挫やアキレス腱断裂と言う場合もあるのです。

しなやかに足首で体重を受け止められるよう、足の関節の柔軟性を出すことと足裏やふくらはぎの筋力アップトレーニングをしましょうね!!

バーレッスンのタンデュ・ジュッテ(デガジェ)フラッペは足のトレーニングですから、毎回丁寧に正しく足を使うよう気を付けてください。

スートゥニューアントゥールナンからのプレスダウン(ポワントで立った5番からアテールの5番に下りる際次の順番で!ポワント→ハーフ→アテール)のような練習は上体を引き上げながらアテールにする良いトレーニングです。

シルフィードの妖精になった気分で静かにアテールに下りましょう!!



0コメント

  • 1000 / 1000