腕をしっかり挙げられますか?

大人バレエの悩みの1つは肩の可動域制限ではないですか?
「猫背になっていますよ!」と注意を受けてもなかなか直らないと言う方も多いですね。

まずは、アンオー。
猫背で首がすくむと高い位置にアンオーを作るのが難しくなります。
肩関節だけで腕を挙げられる可動域は床から110度くらいまでで、あとは肩甲骨を下制させる=胸郭を少しだけ持ち上げることにより腕を挙げやすい状態にする必要があるからです。

まず、パラレルポジション(6番)で立ち、手を体側にします(きをつけの姿勢)。
肘をしっかり伸ばしたまま、腕を前から上に挙げて行きます。
万歳🙌の要領です。

斜め前の上で止まってしまった方はバストのトップを1~2センチ上げながら更に手を上げて行きます。

背中で腕を挙げている感覚があれば大丈夫です。
そうすると、自然に首も長くなり頭も前に出なくなりますね。
背筋もしっかり使われます。

アンナヴァンは鎖骨を横に長く保ったまま胸の前に丸を抱えますが、脇の下から肘の下~小指側で丸を作ると肩が上がらなくてすみます。

アラベスクのアームスも袖の下から前に、袖の下から横に伸ばして行くと脇を使って腕を支えることができます。

猫背の方は肩を意識するよりも、袖の下を遠くへ遠くへ送るような意識で腕を使うと、自然と胸郭の動きを伴ってアームスを使うことが出来ますから、腕が長くなりボディーと繋がる意識が持てるようになるでしょう。

あとは、万歳体操がお勧め。
始めに書いた肘を伸ばしたまま腕を上げ下げする運動は肩甲骨の動きを意識したり、上腕三頭筋のストレッチになります。
試してみてくださいね‼️


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